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女性誌には、不思議なことに「わたしは、こうして男に逃げられた」などという失恋記事がないそうです。 こういう過去の記事は、女性の興味をさそわないからだそうです。 その点、男たちとは大違いです。男たちは歴史好きですが、女性たちは昨日のことより、明日のことが知りたいのです。
男たちは学校の同窓会といえば、都合がつくかぎり出ようとしますが、女性はデートを優先させるでしょう。女性は妊娠、出産という未来型の役割を担っているので、過去を引きずりたくないのです。 男によっては、必ず思い出話をする人がいます。しかし、女性はあまり興味を持ちません。 それより明日以降の楽しい話をしてくれる男性に、人気が集まるのです。
たいていの女性は、自分と関係のない「男の過去」を許してしまいます。よく私生活が乱れに乱れきって、離婚を言い渡された男性タレントが、すぐ次の相手を見つけてしまうのも、こんなところに理由があります。 たいていの女性の場合、男の過去には、意外とも思えるほど寛大であることを知っておいてください。
逆に女性の側でも、自分の過去の話をすることを嫌う傾向があります。どこの学校を出たのか、どの県の出身か、親はどうしているのかなど、職務質問や採用試験の面接のような話は、出さないほうが利口なのです。 職場で女性社員に、「こんなことぐらい家でやってこい。大体、昨日はどこで遊んでいたんだ」と怒鳴った課長が、その日から女性社員全員にそっぽを向かれた、という実話があります。 「昨日」という過去に触れることは、女性にとってタブーにほかならないのです。 女扱いのうまい男は、 「今度くるとき、ケーキを買ってくるよ」などと、未来に夢を持たせます。 一見、「今度」とか「この次」という言葉は実体がないように思えますが、女性には、「シンデレラ・コンプレックス」といって、いつか白馬の王子様が迎えに来るという夢があるのです。 その夢をくすぐることを忘れてはいけません。
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