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職場の上司の話や学校の校長の話がなぜつまらないのか、という理由のひとつに、自分が育った年代の話をしている、という点があげられます。 それでも、タレントの話を入れれば女性にウケるものと錯覚している人は、 「吉永小百合は・・・」 などとやりますが、若い女性はあまり知らないだけに、そんな「昔の人」の話を、おもしろがるわけがありません。 これでは、心理的連帯感は生まれてきません。 女性に好かれてモテようと思えば、過去の歴史よりも、地理に関する情報を話題提供をするほうがよほど良さそうです。
女性たちにとっては、1年前の話ですら、すでに過去の歴史的遺物なのです。ましてや生まれる前の話など、どうでもいいことです。 そこで「時代」という時間のタテ割りによる話題は、この際、女性との会話から除いてしまいましょう。 歴史家を捨ててどうするかですが、地理学者にこそなるべきです。
女性誌を見ればすぐわかりますが、旅と食の情報がいつも満載です。海外旅行はどこへ行くか、どこのレストランが安くておいしいか、こういったテーマは、いわば地理に属する話題です。 「○○さんという夫婦は戦時中・・・」 といった話ではなく、 「昨日食べにいったイタリア料理は、会社からそんなに遠くないし、味もいいぞ」 といった話に転換することです。これは年齢差を超えて、同時代に生きている連帯感を強める話題でもあるのです。 単に食べものや旅行の話と思ってはいけません。 女性が政治に興味を持たないのは、それが歴史・時代小説と同じであって、地理ではないからです。 もし、あなたに「歴史グセ」があったなら、今日から思い切って話題を変えましょう。
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